Let's try Jazz piano

Jazz piano ジャズ・ピアノを始めました。未来の自分へのエールをこめて。ときどき、読んだ本や見た映画のこと書いてます。

読書感想文📕96歳のピアニスト 室井摩耶子

f:id:sub-madeleine:20220407193712p:plain室井摩耶子さんのエッセイ、「96歳のピアニスト」を読みました。

「わかりそうで、わからない、できそうで、できない。それがピアノの魔力ね」とのことです。
ピアノって、ちょっとやそっと、練習したくらいじゃ、弾けるようにはならず、音符通りに弾けていても、なんか全然違う、音が汚い、どうしたらよいのか?と悩みます。本をよんで、プロが1音1音に、すごく集中して、時間もかけているのだということもわかり、自分ができない理由もますますはっきりわかり、納得しました。


それから、ピアノに必要なのは、気力、体力、集中力、とのこと。まさにそのとおりと納得。室井摩耶子さんは、肉を食べないとピアノの集中力も持たないという。なるほど、と思い、この前真似して和牛ポン酢定食を食べました。
美味しかったけど結構ボリューミーで、満腹になりすぎてそのあと、電車の中で寝てました。


ほかにも、三連符は難しいとか、
同じ曲でも10年前の演奏とは違うとか、
共感できるエピソードがたくさんで、一気に読めました。

あと、私は黒柳徹子さんのことも好きなんだけど、黒柳徹子さんと室井摩耶子さんには、同じ先生に習ったことがあるという共通点があることを、本で知りました。実はその先生がいらしたという学校に通っていました。時代は違うし、直接先生には習っていないけれども、知らぬ間に自分自身も、学風として似たような教育を受けているのかもしれません。お二人の生き方に惹かれるのはそんな背景も影響しているのかな?と思ったのでした。

パソコンを使うとか新しいことにもどんどんチャレンジする室井摩耶子さん、ステキな方です。今も百歳を超えて現役ピアニスト🎹✨ピアノの芸術性を学べ、歳を取ることをたのしみたいと思わせてくれる若々しくて明るいエッセイでした。